2011/マイベスト

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パクリ、よくない。

説明

昔からビデオカメラが趣味で、花火大会も撮影したことはありました。2011年に名機HF G10を手に入れてからは、どういう設定で撮影すればよいのか嬉しい悩みを抱えながらチャレンジしました。それは失敗の壮絶な繰り返しでもありましたが、非常に楽しめるものでした。

おそらくこのカメラを手にする人は、私と同じようにいろいろな設定に悩みながら撮影に臨むのだろうなあという想いがあり、さらに花火は1発勝負、失敗してもやり直しはきかないというシビアな被写体であることから、私の情報を開示すると一部の人にはきっと役に立つだろうなあと感じていました。

それがこのサイトを開設した理由のひとつです。

なので、花火そのものよりも撮影の自己評価をメインに据えてきたつもりです。自己評価というとどうしても、もっとうまく撮りたい、もっときれいに撮りたいという思いからどうしてもあら探しをしていることが多いです。失敗撮影についてもそれなりに公開しています。

一方で、自分なりにこれはよく撮れたんじゃない?というものもありましてそんな一喜一憂してキャッキャ騒ぐのもいかがなものか、と放置気味でしたがこれだけ花火大会に行きまくったのは自分の人生でも初めてのことだし、ここらで振り返るのも悪くなかろう、とピックアップしてみます。

評価基準

初めに誤解の無いようにしっかり書いておきますが、

私が選ぶ「ベスト花火」ではなく、「私のベスト撮影」です。

ですので、すっげーと思っても撮影がミスったとか、そもそも撮影してないとか、そう言うのは評価しないのであしからず。

ベスト撮影2011

たまむら花火大会での一斉打ち(菊屋小幡花火店)

これを、ビギナーズラックと言わずしてなんと言おうか!!(笑)

HF G10で初めて撮影した花火大会でこんなに素晴らしいものを収めることができました。現場でこれを見て受けた衝撃がすさまじかったのですが、帰宅後に再生してみて二度ビックリ、なんだこのビデオカメラは!?と興奮が止まらなかったあの夏。

知らない人のツイッターにて、この動画のYoutube版のURLが紹介されるという「事件」にもなりました。

撮影のことはおいといても、もう一度みたいです、これ。

豊田おいでんまつり花火大会、田畑煙火の炎のアトリエ

そう言えばYoutubeにあげておいてこっちで紹介してない動画。これ、確かシネマルックフィルターを使っているんです。それでこの発色のバランスの良さが素晴らしい。シネマルックフィルターについては今年、いろいろな花火大会で何度も何度も微調整を繰り返しながらいいポイントを探りましたが、金・銀の出方がどうしても納得いかなかったので今はほとんど使わなくなりました。

その中にあってこの動画は、発色の面で、すごくよくはまりました。適度な煙の滞留によって色が広がってくれたことや、そもそも使われている色が赤・紫・青が基調になっていて黄色系が少なかった事も影響していると思います。あとは音ですね。ちょうどよいポジションを確保できたので、BGMがとてもクリアに録音できています。

余談ですがキャプチャ画像の三角すいは、この年の土浦全国花火競技大会の創造花火部門で優勝しています。

常総きぬ川花火大会、ハナビリュージョン2011(丸玉屋小勝煙火店)

これもまあビギナーズラックといえばビギナーズラックなんですよ、30PFモードの。本格的に30PFモードを使ったのは確かここが初めてじゃなかったっけ。

露出設定がまるっきり変わるため、この日はだいたいが失敗して露出オーバーになっていたのですが、なぜかこのプログラムだけはピッタリ。つまり煙火店ごとに基礎的な明るさが違うということでしょうか?もちろん、玉の重ね方とかいろいろな要素はあると思いますけど。

30PFにすると、60iに比べて感度をあげる必要が無くなるのでノイズが少なくなるのですが動きがきれいに出ないのではないか、という懸念を持っていました。しかし実際に再生してみるとそんなに気にするほどでもないとわかり一安心です。これは、花火の動きがわりと直線的で規則的だから、と言うことが影響しています。

そして常総きぬ川花火大会も音響設備が素晴らしいところです。きれいに録音できていますね。

ベスト撮影2011(次点)

こうのす花火大会、鳳凰乱舞(アルプス煙火工業)

まあこの三重芯3発を見てください。この色、立体感。これだけでもう私は満足ですよ。

ところで、鳳凰乱舞だけではなく、他の人のいろいろな花火動画を見ていると、どうやら私は露出控えめの傾向にあるようです。そうすると、見た目の華やかさは劣るし、和火が映りにくいのですが、その反面、全体的に色乗りがよく、また白飛びしにくいので三重芯、四重芯の開いた瞬間で特に色乗りがよいというメリットがあります。この辺は撮影者それぞれの味でしょうね。

でもどうしてこれが次点かというと、出だしのところでカメラが変な方を向いていたから、です。

ちなみに、出だしのカメラの向きで私が「やったぜ!」と思ったのは、長野えびす講煙火大会の大物、「八号玉100連発超ワイドスターマイン」です。これどこから上がるか全然分からなかったのを必死で予想して、見事中央で1発目を捉えることができました。

一応、参考までに載せておきます。動画は2011/第106回長野えびす講煙火大会から取ってください。

おわりに

いかがでした?このサイトに書いてあるiVIS HF G10の設定例を参考にすれば、どなたでもこれぐらいの花火動画は撮影できます。「なんだ、あいつにできるのなら自分もやってみよう。」と思っていただいてOK、OK。是非やってみてくださいね。


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このサイトの別の場所に行くには以下リンクからどうぞ。
これまでの花火観覧記

少し古いですが、撮影に関する機材や設定の情報


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