2011/第23回たまむら花火大会

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パクリ、よくない。

道中

この春に新型のビデオカメラであるiVIS HF G10を購入してからずっと楽しみにしていた花火大会。群馬県玉村町まで行ってきました。

夏本番なのですが、この日はすこしだけ暑さも和らいで個人的には過ごしやすかったと思います。

到着した瞬間はこんな感じ。場所取り規制が行われているため、一度シートを敷いたらもう動けません。動いたら撤去されても文句言えません。また、交通規制が始まるまでは通路の確保が優先されるので大きなシートは敷けません。

ここから、スーパー両水で買った氷と、出店で買ったキュウリをかじりながら数時間の日焼けタイム。結構な年齢の方もちゃんと座って待ってます。見回り(というか常駐)の係員さんもごくろうさまです。

今日はあまり暑くなく、風が強くて気持ちいいな〜。遠くの入道雲、頼むからゲリラ豪雨とかやめてくれよ。

確保した場所から打上場所を臨む。最前列ですよ!30.6mmのマスターレンズに0.5倍のセミフィッシュアイコンバージョンレンズを付けていますので、かなり広く見えますが実際は「うおっ!近い!」という距離です。

ちなみにここだけ田んぼが埋め立てられています。どうやらここに国道(高架)ができるらしい。アレッ、来年の花火大会はどうなるのでしょうか?

さて花火のほうですが、この位置からだとほぼ向かい風。近すぎる&煙が来る、ということで撮影には適さない位置です。じっさい、反対側の道路の方が圧倒的に撮影隊の三脚が多い。

でもって花火が始まると、む、む、む、、、これはすごい!!

開始早々思ったのは、「星」が美しい!星が凝っている!とにかく、バリエーション豊か。そして正確。正確ってのは、開くときの球形が正確。消えるときにすべてが一斉にパッと消える。各地から愛好家がやってくるというウワサも頷けます。

それがこの至近距離。いや〜たまらんわ。

途中で花火の灰が、大粒の雨のようにバラバラと降ってきたけど、かまわん、かまわん。カメラは心配だったけど・・・。

欠点と言えば、音楽がなかなか聞こえないことぐらい。ここメイン会場ですよね?もうちょっとスピーカーが欲しかったです。

撮影

HF G10のデビュー戦のため、いくつか設定を試行錯誤していたのが悔やまれます。動画クリップの切れ目がおかしいのもその影響です。撮影やめて凝視してたほうがよかったかも・・・。

っていうのはおいといて、今回は花火モードを基本に、いくつか試したい設定を切り替えながら撮影しましたので、その説明をします。

花火モード

花火モードのサンプルはいきなりフィナーレです。

なんと美しい・・・。のですが、花火モードは少々ホワイトバランスが暖色に寄っている気がします。それと気になるのがこれ。

これは、尾引効果(=残像)なのですが、このタイプの星には似合わない。むしろ滲んでピンぼけっぽく見えてしまいます。残念。しかし、これにしておけば大きく外す事はありませんので設定に迷ったらひとまずこれにする事をおすすめします。

そして音声ですが近いだけあってすごい迫力。アッテネーターがオートになっていたので割れることはないのですがたぶんオートの制御にクセがあって(花火の音の方がよっぽどくせ者?)プツプツ切れたようになっています。次から気をつけよう。

マニュアルモード

マニュアルでホワイトバランスと露出を中心にいじってみました。

ヤバイ!!先彩色!!いやあ〜これが撮れるなんて感動。ホワイトバランスはだいたい4000Kくらいです。露出は、1/60sec, F1.8, 0dBです。もしかしたら3dBかも。

(12/20訂正:6dBのようです)

シネマルックフィルター(その1)

シネマルックフィルターを使うと、ハイライトの階調が残りやすい気がします。

これこれ。きらびやかなイメージになりましたね。また、今回のように逆風で煙が手前にあるとき、普通に撮ると煙が黒く影になってしまうのですがこのように煙を消さずに星を見せてあげる手もあると思います。

主な設定は、ハイキー、色の濃さ+1、ホワイトバランス4000Kぐらい。

シネマルックフィルター(その2)

今度は、かなりこってりした色が出るようにしてみました。

ご覧のように四重芯の開く瞬間もはっきり捉えています。

主な設定は、シネマルックフィルター(ポップ)です。


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これまでの花火観覧記

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