2011/第26回神奈川新聞花火大会

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パクリ、よくない。

道中

首都圏の花火大会が大量に開催中止に追い込まれる中、果たしてどうなるかと注目を集めていた神奈川ナンバーワンと言っても過言ではない神奈川新聞花火大会が、開催日をずらしたうえどうにかこうにか開催されることになった。

しかしその代償は大きく、

といった何とも苦しい雰囲気の大会となった。

駅近くから観覧車を臨む。実はこの近くにいた係員に「プログラムありませんか?」と聞くと、「そもそも印刷すらしていない。」という驚愕の答え。ネットにも公開されていない。そんな馬鹿な。

と思ったら後日、やっぱり一部では配布されていたとのこと。なんだ!あの係員適当なこと言いやがって。他にも有料エリアで配布されるレジャーシートがただのゴミ袋だったという話も聞いた。

苦しい状況で、お金を徴収したり、運営が混乱したりするのは仕方がないと思う。だけどさ、だからこそ誠実さが必要だと思うよ。虚偽発表はダメだろう。

「プログラムはもう配布分が無くなってしまいました。」

「有料エリアではゴミ袋をお渡しします。」

と正直に言えば言いじゃん。何故それが出来ないのか。

さて、せっかくみなとみらいに来たのでランドマークタワーにのぼってみた。なんと本日、ゆかた着用の方は無料だって。早く言えよ!ブツブツ言いながら台船の位置を確認する。あれ、予想よりちょっと北よりだなあ。臨港パークは良い席から埋まってきているけどまだ隙間がありそうだね。

こちらは打上場所の南側。新港パーク、赤レンガ、象の鼻、大さん橋といったメジャーな観覧場所が分かるようにした。でもそれ以外にもシートが引かれている場所多数ですね。あとは、、、ふむふむ、あるところにはあるもんですねえ。次回からしっかりしようっと。

さて、そんなこんなで私も場所取りしたのですが、コレがなんと大失敗!!!!!!!!!!!!!!!!ぎゃあああああ!!!!!

撮影

思いっきり、ビルがかぶっとるやんけ!!しかも、これより低い場所にも花火はバンバン上がる。結局、まともに鑑賞できたのは大玉だけという情けない状態。しかもこの画像、ズーム中域まで望遠にしています。いつもは、いっぱいに引いてもまだまだワイドが足りず、ワイコンを付けているのに、今回は望遠だと!?つまりそれだけ場所が良くなかったということ。

心が折れそうです。

半ばヤケクソ状態で、カメラ設定を極端にしてテスト。

今回の目玉は1/30secです。つまり、いくつかのデジタル一眼が採用している、「センサー出力30p」と同じモードにしてみました。これで見え方がどう変わるのでしょうか?また、スローシャッターにしたにもかかわらず、ゲインはいつもとあまり変わらない。つまりここで大幅な露出UPを行っています。

ちなみに花火打上場所からの距離はおよそ1000mです。

もともと、普段なぜ露出を控えめにしているかというとそれは発色を大事にしていたから。白くなって色が抜けるのを防ぐため。しかし今回はポップの色の濃さに賭けてみた。とはいえ、「強」にまでする必要はなかったかも。

赤、青、黄色、緑、、、ってこれ、相当偽色が混じっていますよ。元の色が何だったのかよく分からない。たぶん、赤と白。赤もここまで鮮やかな赤ではないと思う。この状態になるのは一瞬なので、気が付かない人も多いと思うけど。

さて色の出方ですが、これがなかなか素晴らしい。なんだかパッと見がきれいですよね、これ!

あれだけ苦しんでいた彩色千輪もなかなかのバランスとキラキラ感で表現されています。特に緑色がしっかり出ているのか好感もてます。なかなか良いんじゃないか?

あとはこの錦冠菊ですね。シネマルックフィルターを使うとどうしても黄色っぽくなってキラキラ感が出ないのですが、これならわりと見てられる。コントラストが強いせいでしょうか。意外だなあ。

色については、ホワイトバランスをもう少し調整の余地がありそうです。他の色のバランスが崩れないように慎重に慎重に探っていく必要がありますがこれだけ鮮やかな色が出ているとある意味それも楽しそうですね。

言い忘れましたが今回は風向きにも恵まれて(見えた玉については)非常にクリアでした。ケムリの状態や、また上がる玉の種類によってはマニュアルモードのほうが良い場面ももちろんあるでしょうが、比較的ルーズな設定にしていてもそこそこきれいな色で撮れてしまうので、花火モードのクセが気に入らないけど、自分でがんばるのもイヤだ、と言う人は一度やってみる価値があると思います。


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