2015/花火の祭典「夏」

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パクリ、よくない。

道中

うわあ・・・・。めっちゃ雨やん。

紆余曲折ありまして、結局ひとりで参戦することになったもてぎ。ひとりで気楽なもんで、(中京地区遠征に味をしめて)下道を使えるところは使ってみようとしたのですがこれが大失敗。おそるべし関東平野、どこもかしこも車だらけ信号だらけ。このままでは遅刻間違いなしのため途中で諦めて再び高速に乗るという時間をロスしただけの無駄な動き。

しかしよく考えてみるとこの頃の天気はまだよかった。

やっと到着。けっこうたくさん人がいるもんだなあ。

安定の逆風。そして今にも降り出しそうな、というよりも降る寸前とでもいったどんよりとした雨。

記念撮影スポットが作られていた。こんなのあったっけ?菊屋さんのロゴとか、初めて見たけどこれツインリンクもてぎ製ですかね・・・。ちょっと検索してみたところ、別の回でも全く同じセットが置いてあるようだ。

想像だけど、ツインリンクもてぎの敏腕営業マンあたりが、

営業マン「小幡社長!これからはブランド戦略ですよ。菊屋の名を有名にして『菊屋の(ロゴマーク付きの)花火が見られるのはツインリンクだけ!』なんていう話にして売り出しましょう!」

小幡社長「いやそういうのはちょっと・・・。」

営業マン「もちろんお手は煩わせませんよ!ロゴデザインから2尺筒レプリカ制作まで全てお任せください!そのかわりこのブランドでTシャツ手ぬぐいその他もろもろが販売できるのはウチだけってことで!」

小幡社長「いやそもそも存在してないし作る予定なかったからいいけど、そう前のめりなのは・・・。」

営業マン「えぇえぇさすが社長!話が早い!じゃあこうしましょう、花火の祭典の限定商品!いやあ今年、そして来年以降もますます楽しみです!」

とかそんな会話が繰り広げられていたに違いない。(なお、2016年の開催数は削減されたorz)

ジャーン! 花火の祭典公式!!商品取扱!!(菊屋の公式とはいってない)

Tシャツ買っちゃったけど何か?

B級グルメ、じゃがいも焼きそば ドーーーン!

あっ写真撮るの忘れてた。ということで、じゃがいもを食ってしまったあとの「じゃがいも焼きそば」心の眼でしかと見よ。

人いねええ・・・。あんだけゲートの外にいる人々っていったい何なんだ。

なお、本日秋田県で男鹿花火大会が開催されており、煙分の濃い連中はそっちにいったもよう。なぜかS氏やO氏といったGH4ユーザーばかりがツインリンクに集うという謎な事態に。

左舷、筒場チェック(こんなちっこくちゃわからんかも)

中央左、筒場チェック(こんなちっこくちゃわからんかも)

中央右、筒場チェック(こんなちっこくちゃわからんかも)

右舷、筒場チェック(艦長!2尺筒探知!2本です!)

これが今回、新設されたV席。これまでのどの席よりも筒場に近い。っていうかこの距離でも保安大丈夫だったんかい!えーツインリンクのコースレイアウトを見ればわかるように、スタンドとほぼ平行に3本ぐらい直線コースがあってどこに尺を置くかで保安距離内外が変わる。昔はもっとメインスタンドに近い所に尺があったという噂も聞いたけど、現在はメインスタンドからやや遠いところに尺がある、ていうことでV席を設置する余裕があるわけ。

そうか、そういうことか。もともと、このV席というのはレースをより間近で見るために開発された相撲で言うところの「砂被り席」みたいなもんだ。これは花火を見るには近すぎてイマイチだろうという判断からかなり安い値段で売られている。A席が2000円だか1500円だかするのだけどV席はなんと500円!そのかわり座席はかなりチャチいし狭い。さらに、こんな骨組みの上じゃあ、花火の爆発でブルブル振動するのも目に見えてる。

まあね、視界確保の意味でも荷物置き場の意味でも、座席指定できるサイトで縦ならびの席を買っとくべき。そうすると結局A席B席とあまり変わらん値段になるので、かぶりつきが好きな人どうぞ、っていう位置づけかなあ。

近くで見るとけっこうな迫力。

A席B席(メインスタンド)とV席の間にある謎のスペース(自由席)。観客を見たらわかりますが、もうポツポツ雨が降っています。

メインスタンドを見上げる。雨がポツポツっていうか、ザーザー!?

ヤバいので荷物を抱えて屋根があるところまで駆け上がってきた。パドック方面に続く地下通路に沿って人々がどんどん雨宿りにくるので、追い立てられるように下へ下へと移動。

真夏仕様の薄着にこの雨はきつい。カメラ3台抱えて、冷えた体、腰痛になりそう。

どや!「花火の祭典」でこんなところまできたヤツおらんやろ!ここは、先ほどのコース上で撮影していた場所の真下。パドックに続く地下道。

じいさんが警備員に絡んでいる。

う〜んじいさん、この先はねえ、パドックというより 筒場 なんだよ。だから入ったらだめなの。厳密にいうとここはもう保安距離の内側なんだろうなあ。

このあと、ちょっとトイレに行きたくなって、外に出たらすごい雨。屋根のある場所は人だらけでまともに雨宿りもできず、トイレの往復だけでずぶぬれに。女子トイレなんか長蛇の列。

ファーーーーwww さっきはまだ余裕があった地下道への入り口が人であふれかえっている。

そして地下トンネルの最深部まで戻り、アンテナが立ったり消えたりの危うい電波状況の中、ひたすら天気予報と雨雲レーダーとTwitterと天気予報と雨雲レーダーとTwitterでパケットを浪費する生活を余儀なくされる。

いい加減、寒いし・・・。

まわりのあちこちでは家族喧嘩が勃発。いやはやヒドイありさまになってきました!

ちなみに、帯状の雨雲がちょうどツインリンクもてぎの上を縦に通過中のためいつまで待っても雨は止まない・・・。

そのときのツイート

オワタ。時間になったら玉砕覚悟のかぶり付き行くぞ
あと30分くらい耐える。喉乾いたなー。動く元気ないけど。
マイ座布団がなければ(腰痛的に)危ないところだった。
あーあー、こちら地下道。雨で避難していますが、そこかしこで家族喧嘩が執り行われておりますwww
撮影ムリ
もてぎの洗礼

っていうことで、

「おいオメーら、ちょっと待ってみたけどもう待てねえ、もう打ち上げるぞ!」

というアナウンスがあり、よいしょっと外に出てみたらクッソ雨ふっててワロタwwww ワロタ・・・

V席よ、私は帰ってきた!(この間、2時間ぐらい。)

なおV席の最前列に座るとこんな感じ。バー(手すり)が超ジャマなんですけど・・・。観覧のみなら、上むいてりゃいいけどカメラは無理やで。

客いねえええええええええええ。雨で観覧を断念したもよう。それくらいひどい雨です。本気で。

ワイ、有能。 最後列のこの位置に席確保。大雨ですけど。

ちなみに一人分の座席の大きさはこんな感じです。プレートが1人分の座る位置。

そうそう。最初に「紆余曲折あって、ひとりで来ることになった。」って書いてるよね。そのせいでこの日、V席のチケットはダフ屋ができるぐらい持っていたのですっごいゆったり席でした!

大雨だけど。

撮影

今回はページを分けません。理由はこの後の画像見たらわかる。

今日は雨が降っているので、おそらくレンズは上を向けたら一瞬で雨さぶさぶでまともに見られない状態になると思われた。ということで、終盤まで封印しておいて小降りになったらここ一番で勝負をかけようと。

で、久しぶりに、本当に、ほんとうに、久しぶりに、撮影無しの観覧オンリーというのを経験した。

一期一会ってこういう事だな。小幡さんの花火は、今年のたまむらはもちろん過去を含めると何度も見ているから見知った玉や星が来ればそれと分かるのだが、

「あ、花火ってこんなに儚いんだ。」

というのを再認識することになった。そして、そういう目で見るといつも以上に美しい。

・・・

・・・

ところがいつまでたっても雨は小降りになるどころかひどくなるばかり。雨除けにかぶった帽子のひさしからも水滴がボタボタ落ちる。

これはもう、撮れるとしたらワンカットのみ。メインカメラは終盤まで温存しておいて、サブのG10で私が撮ったのがこれ。

動画:https://www.youtube.com/watch?v=X6r04wo0eEI

ネーミングライツ(尺玉の名前募集)として上がった小幡さんの新作。こんなひどい天気で雨に打たれて、へこたれぎみの自分にはあまりにも美しく、泣ける。来てよかったと思える玉だった。勝手に小幡さんの気持ちを想像するに、これはきっと木漏れ日をモデルにしていたんじゃないかなあと思ったけど後日、抽選だっけか、発表されたこの尺玉の名前は「夜空の珊瑚礁」とのこと。

さらに後日談になるけど、11月の長野えびす講煙火大会のコンテストで「夜空の珊瑚礁」があがったけど、珊瑚っぽく見せるためか、紅色の星が使われてた。

つまりこのオリジナル無名時代の色使いの玉をナマで見られたってことは、本当に一期一会の象徴だったのだ。

で、その後はまあ雨はひどくなって上は向けないし風も停滞気味だし、ってことでコンデジを取り出して(上を向けないから)横方向の撮影でいろいろ遊んでみた。

庭園花火。ちけえよ!

こちらは、サーキットのコースを使った、もてぎらしい演出の花火チェイス。当日のツイート。

花火チェイスの最高さかげんとそのあとのケムケム加減がもてぎ満喫感ある。首がちぎれるほど左右に振らないと追い付かないんやで。V席だと。

ちなみに左の方で花火も見ないでスマホいじってる人々はこのあと帰ってしまいました。おう帰れ帰れ!

ケムケムすぎて、けむりが無くなるまで待ちま〜す、っていう場内アナウンスあり。どれぐらいケムケムなのか後ろを振り返ったらこんな感じ。

あそこは割物(打ち上げ花火)と地上の花火の煙が合流するところだからな。

近すぎる庭園花火 その2。

見ればわかりますが煙でどうしようもない。普段の私なら、「マジかよ花火会場で傘さすんじゃねえよこのバカ」 などど怒り狂っているかもしれないが、今日はもういいよいいよ。むしろ傘さしてない俺が異常。ゆかたのおねえさんもご苦労様。

もてぎ名物、地割れ花火も見えたのは最初だけ。

V席のアホみたいな近さがこれで伝わるかな?

フィナーレ。最後の方は全然まともにみえなかったけど、V席の雰囲気味わえたからまあいいや、と自分を納得させるしかない。

終了後

結局、セットしてゴミ袋をかぶせただけのメインカメラ。そうか、GH4って防塵防滴だから、やる気になったら雨でも撮影できるのか。

なおレンズ

激しい雨と向かい風により、花火の灰でドロドロのV席。

やったぜ!!! 雨やんだ!!!  遅いっちゅうの!!!

風が停滞してしまったせいで、後ろの方はまだまだケムリが滞留している。お疲れさまでした。

このあと、駐車場に向かって歩く途中にまた雨が降ってきて、とりあえず車に駆け込んでヒーターつけて耐える。

その時のツイート

花火終わったら雨やんで、また降ってきた。なんとか車まで来たけどこりゃ当分出られないわ。飯買っとけばよかった。
小さい子供がいるわけでも無し、ゆっくり待とう。今日の小幡は前半の方がよかった。前半最高。ラストは一般受けな感じで小幡らしい玉が見えなかった。


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