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パクリ、よくない。
本日の主なカメラパラメータは以下の通り。
ポイントはPF30の導入ですね。しかし先に結論を言っておくと、露出オーバーになってしまいました。さてここで問題になるのが、露出を下げようとしたときに60i(SS 1/60sec)に戻すのか、あるいはAGCを下げるのか、です。そのあたりを考えながら見てもらえると参考になるかと。
なお露出を自動にするとこのような明るさです。かなり増感されていてさすがにノイズが出ています。また、この画像で映っているのは5号玉。距離はおよそ350mですから、HDP-5072EXの威力はすごい。
うおおおい!いきなり大玉かよ!聞いてないよ!ってことで見事に外してしまいました。常総きぬ川花火大会の会場は、大玉の打ち上げポイントが右に偏っているので画角の決め方が難しいです。さらにこの日は向かって左から右に風が吹いており星が流されます。
この2つを予想して右側をどれだけ空けておくかというのがアングルの明暗を分けそうです。
おなじみの富士山。まだアングルが不安定で、この時点ですでにちょっと動かしてしまいました。ヘタレカメラマンorz
銀はなかなかきれいに出ていますが、今までと比べてなんだか明るさに違和感。このときはまだわかっていなかったのですが後で振り返ると、カメラ設定の影響をきっちり受けています。詳しくはこのあと少しずつ書きます。
メッセージ花火の玉がすごい。どんだけマニアのメッセージだよ、と言いたくなるような素晴らしい玉の数々が見られました。
芯入りは当たり前、さらに工夫が凝らされています。星の色変化にも動画で注目!
どう見ても三重芯です。本当にありがとうございました。ってか、メッセージ花火で三重芯…しかも美しい形…どういうことなの…。
この玉も凝ってるよ!まず左側から説明しよう。八重芯の外側が彩色だ。そして親星は錦菊と思わせて右側へ。なんと親星の先も二段構えの彩色、さらに飛遊星だと!?「昇分包付八重芯引先彩色遊泳」これであってます?正しい名前は何でしょうね?
このレベルの玉がメッセージ花火で見られるなんてね。おかしいだろ…。もう、花火好きとか花火バカの恐ろしさを目の当たりにしました。
このプログラムは、紫陽花をテーマに赤系、青系をだんだん混ぜていって色と形のバリエーションを広げていくというおもしろさがあったのですが、牡丹系であるがために画面キャプチャすると今ひとつ寂しくなってしまいました。是非動画で確認して欲しいです。この画像は「昇り小花付八重芯暖色の花」です。
5号玉って1発1万円とすると、玉だけで100万円かあ…。などと考えながら見てはいけません。普通のパーンと開くだけの5号玉とは全然違うこの凝りよう。外側の輪っか(花びらもしくは土星の輪)の内側に小さい星がついているなんて珍しくないですか?
出ました千輪。しかも芯入りだよ!
さてたまにはカメラのことを語りましょうか。まずまず色は出ていると思いますが相変わらずバランスが良くないですね。
これについては若干手詰まり感があります。青はとにかく目立ちにくいという特徴があります。そこで青を出すために露出を上げたくなるのですがそうすると赤は滲み、緑は飛ぶというジレンマ。ある程度割り切って絶妙な(どっちつかずとも言う)露出で乗り切るしかないか。
こんなのもある。普通、対打ちで2×50発なんて間が持たない気がしますがいろいろあって飽きないですね。
書き忘れましたけど、今回はスターマイン系は最広角で撮影し、このプログラムのように1発1発をゆっくり見せてくれるものはズームしています。といってもおよそ20mmが25mmになったとか、そういうレベルです。これは「昇尾花胡蝶の舞」です。これで5号玉。このページの一番上、プロローグの5号玉と大きさを比べてみてください。それくらいズームしている、ということです。
「銀笛付芯染分牡丹」です。思えば、HF G10の花火撮影は小幡さんのたまむら花火大会に始まり、ツインリンクもてぎで一息ついたのです。なので知らず知らず小幡さん向けにチューニングされているかもしれません。これもなかなかの色バランスで撮れていますね。よかったよかった。
「昇小花三重芯菊先紫光露」です。これはきれい。この手の大玉はPF30モードのほうが相性が良いみたいです。
今大会の目玉かな?プログラムでもここだけ字が大きいし。実際、その注目度を裏切らない素晴らしいスターマインでしたよ!
パステルカラーが美しい。一体何色を操っているのでしょうか。これの少し前には、赤と青の半々の玉がありましたけど、なんと!途中で色変化して赤青が青赤になる!ええ、現場で見てるときはそこまで気が付きませんでした。今はビデオで学習してますが現場でわかるようになりたいものです。
うっ!?明るすぎる…。
うっ…暗すぎる!?この露出のアンバランスさは何故だ!と思っていましたがひとつ思い当たる節が。
一般に、シャッタースピードが遅くなればなるほど、動いているものが動体ブレを起こして映りにくくなりますよね?私は今までほとんど60iを使って撮影していて、今回PF30に切り替えたのです。そうすると実は星の動きの速さによって明るさの変化する割合が60iの時とかわってくるはず。
そうか、ずっと感じていた違和感はこれか…。
大玉キター!少し切れたー!(´・д・`)
去年の磯谷さんのスターマインも右から大玉が上がったので今回もそのパターンはあるかもしれないと思い、右側を広めに空けていたところまでは完璧だったのですけどね〜。思いのほか高く上がっちゃいました。
うわー!私が完全に花火の世界に飲み込まれた瞬間です。それにしても露出オーバーだな…。PF30の影響か、動きの少ない煙が60iに比べてやけに目立つ気がする。
しかし煙を味方につければこのように素晴らしい発色となります。
ラスト直前、明るい大きな紅の裏から青が湧いてくる、この演出にはしびれた!!
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少し古いですが、撮影に関する機材や設定の情報