【お知らせ】当サイトの画像・動画・文章の転載については、1枚ごと、1URLごとに10,000円からご相談に乗ります。
パクリ、よくない。
震災復興祈願という重い言葉を冠したすごい花火大会があると聞いて、スケジュールなどの都合をつけ、天気予報に一喜一憂しながら、その日を迎えました。
その間もブログやツイッターその他をいろいろチェックしていたが、第1回というのは難しいもののようです。悪く言えば、花火大会なんて大音響を響かせ、大勢の人が集まりゴミを落としていくイベント。ましてや、いまだ収束しない放射線との闘いもある。関係者の苦労は想像を絶することと思います。
心配された天気予報からも雨マークが消えた。風向きは相変わらず難しいものの、一路福島へ。
これは途中立ち寄った白河の「とら食堂」。田園風景に突然店舗があって驚いた。そして行列の長さに驚いた。首都圏の駅ビルのお昼時ぐらいの行列。味は当然ながらうまい。これはワンタンチャーシュー。
これは観覧席対岸で、正面の白い建物の向こうに打ち上げ場所があります。立て看板も、警備員もやたら多かった。これは「万が一にも間違いがあってはならない」という主催者の慎重な対応ではないかと推測。白い建物については、後述。
本部前までやってきた。ああ、本部の側面ってこういう事か!いや実は公式サイトに、「本部の側面の壁が広告スペースとして売り出し」などと書かれており、スポンサーを募集していたのですが、その説明が分かりにくく、一体どういうスペースが広告なのか分からなかったのです。
たぶん、分からなかったのは私だけではなかったのでしょう。残念ですがまったく売れていません。ぐぬぬ・・・。
第1回で混雑を警戒したのか、あるいは関係者との事情か、この花火大会は公式サイトを除くとほとんど一般人向けに露出がありませんでした。それで、協賛金や広告料などもちゃんと集まるのかなあと不安を感じていたのですが、これを見てさらに不安に。
ここが有料席です。ブログやツイッターで関係者の苦労を知っていましたが、実物を見ると壮観です。本当にお疲れさまでした。
上の方の画像にも映っていた白い建物は、「あぶくまクリーンセンター」です。その手前に背の低い真っ白な建造物があるのが分かると思います。ここには、放射性物質を含む汚泥が貯蔵されています。貯蔵されているというか、どこかへ運搬したいのですが受け入れ・引き取りをする場所がなくどんどんここへ溜まっているそうです。こういった現実が目の前にある中、開催される花火。
開催にこぎ着けただけでもすごいなあと、複雑な心境になります。
あ、ちなみに放射線量は県の発表と主催者の発表が一致しているので正しい情報なのでしょう。どう判断するかは、この場ではノーコメントですが。
上の写真より右側、観覧席のほぼ正面。ここが打ち上げ場所です。距離は300〜400m、打ち上げ場所の幅は、最大幅のフィナーレで約500mといったところでしょうか。
数が多いのでページを分けました。うおおお、来た甲斐はあった!!
寒かった〜〜〜〜〜〜
しんど〜〜〜〜〜〜〜
しんどいから画像も無し。
ちなみにこの日風が強く砂埃が舞っていたのですが、自然のことだから当たりまえです。しかしながら、原発事故のことを考えると、特に事故から間もない頃は計測データなどの「情報」もなく、不安や苦労があったのだろうと胸の奥の方にズズーンと来るものがあります。
そんな中、ごく限られていますが言葉を交わした人はすごくいい人達でした。それに花火に対するリアクションも最高で、とても良い雰囲気の中私も楽しませていただきました。
(ここから若干愚痴)
福島の人はそんないい人達だったのですがこのような大規模花火大会には慣れていないのでしょう、ちょっとそりゃないよ!という事が2つありました。
あと、これは福島県民とは関係ない単なる撮影隊の話ですけども、堤防の法面にいくつか絶好の撮影ポイントがあったのでダメ元で三脚置こうとしたら、やっぱりダメってことで諦めたのですが、開始間際になるとちゃっかり三脚置いてる人を発見。こういうのは後味悪いから、スタッフのその場対応じゃなく、Webサイトや張り紙で告知した方がイイと思いました。
もしも、ダメな理由が安全上のことなら、その三脚置いてる人は本当にだめなことをしているので立ち退かせるべきだし、そうでないのなら、あそこも有料席にしちゃえばいいと思いますよ。カメラ席って赤川にもありますよね。行ったこと無いけど。
あと、半分(いや完全に)ネタとしてtwitterでは何故か「シークレットゲスト」が来ることになっていた。公式サイトにゲストは白羽ゆりさんと越尾さくらさんと書いてあるにもかかわらず、だ。その理由が「桟敷8000円は高いから」だそうだ。もうね。DMで突っ込んでやろうかと思ったがアホらしすぎてやめた。花火大会が終わっても一部では「EXILEキター」っていう話になってる。来てない、来てない。オープニングで曲が流れただけやぞ。
あれだけ素晴らしい花火を見てもまだゲストが気になるのなら素直にそのアーティストのライブに行けばよいのではないか。
・・・ってまあごちゃごちゃ書きましたが、こんなすごい花火大会をそうそう見られるものじゃないし、特にこんな贅沢な尺玉をたくさん、こんな良い環境で見られるなんてにわかには信じられないくらいです。(チケットの争奪戦もなかったし!)ありがとうございます。
ご意見等ありましたら、twitterのアカウント@dtvsakuranejpまでお願いします。
このサイトの別の場所に行くには以下リンクからどうぞ。 これまでの花火観覧記
少し古いですが、撮影に関する機材や設定の情報