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パクリ、よくない。
富士スピードウェイにて、ハーレーの祭典が開かれる。そしてなんとあのマルゴーの花火が打ちあがる。そういう情報をキャッチしたのであるが自分にはあまり縁がないかなと思っていた。まず遠い。そして富士スピードウェイというのはサーキットというモータースポーツの場所なのでみんな車やバイクで来ることを前提にしている。
マルゴーの花火といっても余興にちょっと打ちあがる程度の物量みたいだし・・・。
などと思っていたのに気が付くと御殿場駅に降り立っていた。チャリ持参で。
チャリあったらなんとか行けるんちゃう?そう思っていた時期が私にもありました・・・。風景はいいのだが、富士スピードウェイってあんなに山の方にあるんやねー。ずっと上り坂とか殺す気か!地図で見てもこの上り坂はわからんかった、甘かった。ロードレーサーならばまだしも廉価な折り畳み自転車という苦行。
ではここで御殿場駅からのルートを見てみましょう。
ふむふむ、6キロか〜。徒歩なら1時間半、自転車なら半分の45分くらいかな?
いやそんな程度で終わるわけないやん。
本日のチャリ移動距離は29.5km(アップダウン考慮せず)らしい。実際は登ってる区間のほうが圧倒的に多い(最後下るべきところはリタイアして車)のと、歩かないと前に進めない急斜面があったので数字以上に疲れた。
10キロ過ぎたあたりで、「さあ、ウォーミングアップはこの程度にして、そろそろ本当の登り坂いくでー(笑)」そんな声がどこからか聞こえてきた。ここから富士霊園の中央広場(?)までは心が折れそうになりながら進む。
その先はもうしんどい事を自覚したら負けと思い、無の境地でペダルをこぐ、っていうか押して歩く。
12キロあたり。うーん地図上は道があるし、舗装されてるからこれでいいんだろうなあと進む。ハイキングコースみたいである。
14キロ地点。
どう見ても土石流のあとです本当にありがとうございました。
復旧工事の真っ最中。
ちなみに山の上から俯瞰して花火が見られないかという期待があってこの道を上っていたのだけど、ご覧の通りまったく無理。
さすがに何かおかしいと思ったらちょうど工事車両が作業中で係のおじさんにここは通行止めだから引き返しなさいと言われる。どうやら、ハイキングコースではなかったもよう。スミマセンスミマセンと今来た道を引き返す。
15キロ地点。地図を見るとここから富士スピードウェイにショートカットする道があるように見えたので適当にハイキングコースっぽいところを進む。地図と実際の道がズレていてよくわからない。しかし道の先からまた重機の音がしてきたのでさすがにあきらめる。おそらくそっちも工事中だわ。
【大至急】虫除け
そうこうしているうちに道がなくなる。これはいかん、とりあえず道路のあるところに出ようということでGPSを見ながら下山方向へ進む。ちなみに、折り畳み自転車は引っ張ったり担いだり、何やってんのオレ。
ヤッター!アスファルト舗装の道路に出たよ!ちょうどゴルフ場のあたりですね。眼下には土石流の名残りみたいな川が流れてた。いやはやなかなかの冒険でしたなあとアスファルト舗装の道を進むと、ゲートと看板みたいなのがあった。
振り返ると、「この先、立ち入り禁止」つまり進入禁止のところから出てきてしまったことになる。道に迷っている間に変なところに入り込んでしまったらしい。関係者の皆様申し訳ございません。後続の花火好きに言いたい。「ここら辺から花火は見えません。」
その後は富士スピードウェイの周囲をぐるっと1周する道路(これは一般道のようだ)を回りながらロケハン。まあしかし事前にストリートビューで見てるから期待薄なのはわかってるけどね。
サーキットのメインスタンドの向こうに花火が上がる角度。おお、これなかなかいいじゃん。手前はイベントで走りまくるハーレーたち。
結局このほかにめぼしい場所はなかったね。ま、考えてみればそりゃそうで、サーキットの外からサーキットの中が見えるなんて興業的にありえないわな。でも花火は上空にあがるからねえ。期待しちゃうじゃん。しかしその期待は結局25キロ移動して釣果ゼロという結果に終わったのである。
定番スポットと思われるゲート付近には、どこかで見たような人たちがたくさんいて、みんなで発売間もない「ぴあ」の花火情報のいい加減さとクソコラみたいな合成写真や取ってつけたような不可解な場面の花火写真をこき下ろしながら過ごしたのであった。
けっこう寒かったね。標高が高いってのはこういう事なんだね。
で、「ぴあ」のことはまあいいとして結局この日はどこから撮影するのか?そろそろ決断しなければならない時刻になった。
最近知り合いが増えてスチルはもちろんのこと動画も俺が頑張らなくてもいいやあという感覚が強く実験と練習を繰り返してる
自分としては練習といいつつも、みんなとはちょっと違う写真が撮りたいという欲望があって定番スポットに別れを告げて、途中発見したメインスタンドが見える場所に再び向かうことにする。
向かうことにする、ってチャリとはいえ2キロだよ。陽が落ちて暗くなってから。しかもあれだけ昼間移動しまくって体力ゲージが底をついている。我ながらようやるわ。
あと、自転車が長距離移動に適していないのと、荷物が重すぎたのもかなり堪えた。
「!?」
なんと、一般道だと思うのだけど、夜間閉鎖!!!!!!!
まじですか。疲労のあまりもう腹も立たんわ。
このように突破しようと思えばいくらでも隙間がある。もはやそんな元気もありませんが。結局、西の端のゲート付近まで戻ったところで時間切れ。このあたりで撮影することにする。遠いけど仕方がない。
ひええええ。ちっさ!小さい!遠すぎたー。レンズも間違えた。
誰よりもロケハンを頑張り、誰よりもショボい写真を撮る。ハナビストとかジドリストに対抗して今回はロケハニストを名乗っても良かったかもしれん。
型通りのこともしないのは型破りでなく「形無し」とはよく言ったものだ。
反省の弁はこのくらいにして、現像ソフトで一生懸命おけしょうした画像がこちら。
キレイですね。肉眼で見ると手前の路上もこれくらいには見えていた。ここはキャンプエリアということでテントが設営されている。
何かもうひたすらキラキラチカチカしてて凝視しないとわからんタイ
思わず九州男児になってしまうくらいチカチカしていた。これはただの点滅ではなく、すべての星の明滅がそろっているのがすごいところ。静止画にするとなんだか気持ち悪い(笑)
あっという間に終わってしまった。うーんもっと見たかったなあ。場外からの観覧では何も言えません。
マルゴーさんのはめちゃチカチカするんより装飾のついた八方のが好きやで。でもあれが音楽とシンクロしだすと大変なことになりそう
つまりあれです。気に入った玉を撮り損ねたわけです。
まあせっかくなので載せてみる。こういったデザイン性の高い玉は見ていて楽しいですね。気が早いけど神明が楽しみになります。
ムスカ大佐「はやりの花火はきらいですか?」
流行りのも伝統的なのも好きです。雑すぎる現像ですまぬすまぬ。
終わったらそそくさと片付けて定番スポットまで戻ったところで、いよいよへこたれて来たので知り合いの車に乗せてもらいましたとさ。ありがとうございました。
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このサイトの別の場所に行くには以下リンクからどうぞ。 これまでの花火観覧記
少し古いですが、撮影に関する機材や設定の情報