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パクリ、よくない。
前日の神明の花火から帰宅した時点で日付けが変わっており、なおかつ神明の花火にかなり満足したため今日は休息日にしようかな、と本気で考えていたのだが、ある事情により出掛けざるを得なくなり、ええいしょうがない、また芝浦から見るか、と天気予報をチェックしたらなんとメイン会場が風上ィ?芝浦は風下じゃん。
東京ベイエリア一帯は夏場はたいてい南西の風だからメイン会場が風上になるのは珍しい。いや感心している場合か。
そこで、Hさんが中央区民専用チケットを持っていることを思い出し連絡するとまだ余っているとのことで、ご一緒させてもらった。ありがとうございます。
もう何年振りかもわからんぐらい久々に大江戸線勝どき駅に降り立つ。いや、地下から地上に出るから登り立つというべきなのか。どっちでもええわ。連絡を取り合った後にこれまた久々に利用する「ポプラ」でおにぎりを調達。あとは晴海の会場にテクテク歩いていくだけなのだが・・・。
遠くね?
遠いよな晴海ふ頭の突端まで歩くんだから。途中何か所もチケットチェックのゲートがあり、運営の管理エリアはかなりの広範囲に及ぶもよう。金かかっとんなあ中央区!そりゃあね、これだけ大掛かりにやってるんなら来年からもうヤーメタってなるのも分かるわ。
あ、来年からオリンピックの選手村をここに作ることになっているんだよね。だからこの会場が使えなければ中央区としてはやる意味がないってこと。
ようやく到着した晴海会場(基本的に中央区民の席)。広い。広いぞ。この写真の左前方に見えるマンション群の間を抜けてここまで来たんだけどさ。町全体の雰囲気も、マンションの雰囲気も、そこら辺を走るクルマの雰囲気も何もかもがブルジョア臭がする。そしてこの広大な会場。東京にこんなに土地があるとは、俺初めて知ったぞ。改めて、東京湾大華火祭は中央区のお祭りなんだなあと感じたね。
中央区民エリアの最前列。巨大な通路、そして巨大な余白。この色の濃いシートが敷いてある部分の面積は一体、いかほどであろうか。とにかくいろいろとゆったりしすぎていて驚くばかり。
一般的な花火大会では考えられない。
まだ結構はやい時間でごらんのように西日もキツイのにみなさんきちんと前を向いてお座りになっていらっしゃる。全体的にバランスよくなるように警備員が解放エリアをコントロールしているようだが、文句も言わず従うなんて、ステキやん。
私が毎年毎年苦言を呈しているどこかの花火大会とは全く違います。いや、これはどっちかっていうと観客の質が違う。東京モンは違うで。なんやかんや言われているけど東京都民の民度高いぞ。(俺しらべ)
ほんでもって、そういう人々に混ざっていいのかしら・・・と戸惑いつつも一応、地面の起伏(おそらく野球のマウンド)を利用して、前の人にも後ろの人にも邪魔になりにくい場所にしれっと三脚を置かせてもらう。
あとでHさんの写真を見た人は分かると思うけど、結果的にスペースは余裕で問題なかった。
ただしごらんのようにレインボーブリッジは木立の向こうにちょっとだけ顔をのぞかせる程度でベイエリアの雰囲気を味わうには程遠い。前は木立、後ろはマンションという、広大な何もない(屋台もない!)シート敷のスペースに赤の他人同士が数千人もしくは数万人微妙な距離感で夏の西日に焼かれながら座っているという異空間。
雷、というか昼花火があがって、やっと「あ、花火あっちから上がるのね。」状態。台船などは全く見えない。
台船を隠している張本人である公園の森エリアでは延焼防止のために延々と水を撒いている。おそらく、そんなことをしなくても十分なほどに距離は取っていると思うが安全のため、念には念を入れてってことだろう。
これで選手村建設のために来年ぜんぶ伐採してたら笑うぞ。大丈夫だよね。
記念撮影中。かつて私はとある知り合いの女性に「花火大会はゆかたを着るためのツールであり、花火それ自体はどうでもよい。」と言われたことがある。まあそういう人もいるでしょうなあ。
しかしこの不思議空間だと情景が伝わらないのではないか。海も屋台もないし。
さっき、地図で調べてみると、この観覧エリアはおよそ280メートル四方におよぶ。つまり、あれですよ。7万8400平方メートル。ひとり1平方メートルでも7万8000人か。まあ実際は通路スペースとかあるからもうちょっと狭いが、逆にひとり1平方メートルも普通は使わない。きっちり詰めたら10万人は余裕で入れるんじゃないか。(推測)
ということで、少し会場を散策してみると会場の北の端はこんな感じ。もはや通路というよりただの空き地である。
そこからぐいーっと後退するとこんな感じ。レインボーブリッジの見え方が少し変わるか。
そこから南に100mくらい移動するとこんな感じ。特徴的なのは、あくまでもスペースに余裕がありすぎるということだ。何やねんこの会場。しかしそれでいて前の方にいくと視界が遮られてかぶりつきスペースは無いという、本当に不思議な空間。
やっと、陽が沈む。いやあ〜。ここまで長かったなあ。何もないスペースだから、時間が経つのがゆっくりに感じられた。いや、もともとかなり早く会場入りしているから、待ち時間が長いのは覚悟の上だけどさ。
そのなが〜い待ち時間は、Hさんが知り合いというSさんと花火談義で時間をつぶす。Hさんは重度の花火依存症なのでまあ当然として、Sさんは花火に関わる活動(謎)もしているとのことだがそこまで病気ではないとのことだった。
したがって話の内容としては、私とHさんが 「いかに我々が病気であるか」 と説明するというよくよく考えてみればかなり恥ずかしい事をしていたのである。ドンマイだ。ちなみにこの時にあの 講談社コミックプラス『刹那グラフィティ(1)』(木乃ひのき) についても見せてもらう。え、これマジで花火やん。
話をしていて思ったのはほんとうにHさんもSさんも活動の世界が広いっちゅうことだ。俺は一体何をしているのだ(汗)。
おーい、明るすぎるぞ!!
ま、それはいいとしていつものように、ページを分けました。
終わりましたねえ。ラスト東京湾。といってもこちらから見たのは初めてで、トータルでも3回くらいしか見ていないのでどう形容したらいいか分からないままに終わった感じ。
ひえ〜、後ろを振り返るとはるか遠くに出口がある。これは焦っても無駄ですな。
あの高層マンションから見ている人たちも当然いたのだろうな。例年ケムケムだったと思うけど今年はいい風向きで良かったね。
これにて東京湾大華火祭はいったん終わってしまうけど、またいつか東京湾に大玉を炸裂させてくれ!待っとるよ。
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少し古いですが、撮影に関する機材や設定の情報