2011/第106回長野えびす講煙火大会(撮影前半)

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パクリ、よくない。

前置き

コンディション

逆風!逆風!風速は2〜5m/sといったところでしょうか?全体的には天気予報通り西南西の風でしたが、地上付近と上空で速さや向きが違っていて、不安定でした。いずれにせよこのようなときは煙との闘いです。

長野えびす講煙火大会で逆風(この時期に南風)になるのって珍しいんですよね?

打ち上げ場所までの距離は250〜300m前後といったところです。なにせワイドに打ち上げ筒が設置してあり、あちこちから上がるので距離も多少は前後します。

カメラ設定

今回のカメラ設定は、スピーディーな展開を捉えたいと思い通常の60iを選択しました。そして、前々から緑色が出ないのはホワイトバランスのせいかなと思っていたのですがどうもそう言うわけでもないようなので色温度は前々回、前回よりさらにジワリと下げて4000K。そして音声レベルマニュアルに挑戦。

というスタイルで挑戦。

まあ結論から言うと、露出は最初の状態をキープした方がよかった。途中で上げたのは失敗でした。音声レベルは今回初めて挑戦したので、まだまだ何がいいかは不明ですがちょっと小さかった気がします。

あと感じたのは、よっぽどの意図(例:多重芯をきっちり収める)がなければHF G10はPF30で撮影した方がいいのではないか。多くの人がやるであろうYoutubeも現状インターレースに対応していないし、対応する見込みも薄いだろう。それに色表現もPF30のほうがよく感じるよ。

開会 個人共催 特大スターマイン

1万円×388人の協賛金によって打ち上がるプログラム。去年より更にパワーアップ。だけど去年は度肝を抜かれたけど今年は落ち着いて見られました。でもやっぱり素晴らしい。そして、長かったけど飽きなかった。

撮影テクニック的な事を言うと、ここだけ他のプログラムと露出が違います。多分、このプログラムを撮ったときの設定がこの日の正解だったね。いかにHF G10の液晶モニタが高精細とはいえ、あの状況でそこまで見切るのはとても難しい。花火という被写体の特性から、ウェーブフォームもほとんど役に立たないし。

そして逆に音声はこのプログラムの最初の方は大きすぎ、途中からすーっと音量が小さくなっているのにお気づきでしょうか。どこが適正なのか、今の私にはまだ分かりません。

No.7 十号玉五発

画像だけでなく全動画データをアップしてもいいのですがそこまでの需要はないだろうと思い、飛ばしています。欲しいという奇特な方は個別にご連絡を。

これは大玉が炸裂したあとに、中から出てきた小玉が一斉に開く、「千輪」と呼ばれるタイプの花火です。近い上に向かい風だったため、玉がこちらに流されてきてすさまじい迫力。

No.12 大スターマイン(JR東日本ほか)

序盤は、日本古来の花火と言われている暗褐色の「和火」と言われている玉が上がっています。画面キャプチャだと分かりにくいのですが動画をテレビにつないで見ていただければちゃんと映っています。ちょっと露出オーバー気味になっているから救われました。

かと思えば、

後半はこのようにかなり明るい星が多用されて飛び気味になっています。すべて同じ設定ではきっと望み通りに収めるのは不可能じゃないでしょうか?さらに、花火の星の中で緑色は最も明るく、しばしば真っ白に飛んでしまいます。この画像も、周りの煙が緑色に染まっているから緑なんだなとわかりますが単発でこれが打ち上がったら動画の上では白と区別がつきにくいです。

業務用のカメラならばこのあたりのトーンカーブもいじれるのでもっとはっきりと撮れるのではないかと推察します。

No.13 第20回記念 全国十号玉新作花火コンテスト

どれもすっごい見応えありました。

が・・・撮影された動画の方は、う〜ん、どうなんでしょうこれ。正直うまく撮れていません。例えば、優勝したNo.14菅野煙火店の玉は曲導で開く小花がパステルカラーですごく美しいと感じたのですが、映像ではそれが表現されていません。また、No.16磯谷煙火店も爽やかな色を使っているのですがこれも表現できてない。

じゃあ具体的にどうすればよかったかも現段階ではよく分かりません。肉眼で見るしかないとかね(笑)。この設定だと、どのように撮れるのか?という検証用に動画は置いておきます。

基本的にこのコンテストで登場するのは開いている最中に色も形もどんどん変化していくことで見る人を楽しませる玉です。ということは画面キャプチャは、シャッター速度が1/60secなので、あまり見栄えがしないです。

比較的、はっきり映っているものを抜粋します。

No.14 大スターマイン(さがみ・さがみフーズ・栗田病院)

長野えびす講煙火大会といえばミュージックスターマインが有名ですが、ミュージックじゃないスターマインも油断しているとこのようにワイドに派手に見せてくれます。

ちょwww千輪乱れ咲き。ミュージックスターマインよりすごいんじゃないか?なんて思ってしまいましたよ。(正解は、「両方すごかった」)

No.17 十号四発

期待のミュージックスターマインの直前プログラム。つい、レンズの掃除などしたくなり、実際私もレンズのチェックと次のミュージックスターマインに合わせたカメラ向きをとっていたため撮影していないのですが…。

やっべーすごいもん見ちゃった(汗)

くっそーやられた。完全にやられた。

No.18 ミュージックスターマイン・信州煙火(信長ラーメンほか多数)

来た!来たよミュージックスターマイン。花火大会終了後のネットでの評判を見ると、今年は信州煙火を推すという声の方が多いみたいです。画面キャプチャを取ってみると確かにこちらの方が「絵になる」場面が多いですね。まあこれは方向性の違いでしょうか?

ところで、上の画像の星、すごく明るく映っていますよね。たぶんこれ、下のと同じ星です。

どうでしょう。随分おとなしいですよね。実はこっちは最初の個人協賛特大スターマインの映像から取ったものです。そう思ってみると上の方は光が強烈すぎる気がします。これぐらい、露出が違うんだぞという参考としてみてください。

5色がきれいにでるか?ここはホワイトバランスを4000Kにした効果でしょうか、なかなかよいデキです。残念なのはやっぱり露出ですね。

緑色が割ときれいにでていますね。どういう条件の時なら緑色がきれいにでるのか、いまだに分かりません。

間断なく打ち続けられるトラで煙が充満したところにこの明るさ、もう完全に露出オーバーですね。ミュージックスターマインの後半はずっとこんな感じです。私も液晶モニタ見てない(花火を見ている)ので全く気が付いていません。しょうがないね。

その分、HF G10がその性能で頑張ってくれています。

2011/第106回長野えびす講煙火大会(撮影後半)

2011/第106回長野えびす講煙火大会


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