AviUtlで映像処理入門

AviSynthよりも先に紹介するべきだったかもしれません。 それくらい有名な映像加工ソフト、それがAviUtlです。 なにしろサーチエンジンで検索したらヒットする量が半端じゃありません。
このソフトではなにができるのかといいますと、映像を読み込み、フィルタをかけ、好きな部分を選んで、いろいろな形式に書き出すことができます。
最大の特徴は、「プラグイン」と呼ばれる機能拡張ソフトをいくらでも追加でき、また誰でもプラグインを新たに開発できる情報が公開されている点にあります。 実際、多くの人々によって優秀なプラグインが次々に開発され、しかもそれらがすべてフリーで公開されたことでAviUtlはその地位を不動のものとしました。
中でも著名なフィルタ・よく使う機能をいくつかピックアップしますと、
  • 多種多様のノイズ除去フィルタ。
  • 明るさを調節するフィルタ。
  • 色あいを調節するフィルタ。
  • 映像の一部を切り取るフィルタ。
  • 映像の大きさを変える機能。
  • インターレース解除機能。
  • エッジを強調するフィルタ。
  • 色情報を表示するフィルタ。
  • ノイズを表示するフィルタ。
  • AVIだけでなくMPEG2の読み込みを可能にするフィルタ。
  • AVIだけでなくWMVの書き出しを可能にするフィルタ。
  • その他
のように、映像の加工に必要なものはほとんどそろっています。
AviUtlの使い方やフィルタの優劣、おすすめフィルタなどは数多くのサイトで解説されていますのでここでは割愛します。 それだけで膨大な量ですのでとても紹介しきれません。 ぜひサーチエンジン検索してみてください。
パッと見、シンプルで手軽そうなのですが内部の色情報の持ち方は一般のソフトよりも精度が高いことも知られています。 高画質にこだわる人も使ってみる価値はあるでしょう。 その代わりAviSynthに比べると動作は遅いです。
最後に注意事項をひとつ。 AviUtlの最新版はVer 0.99ですが、0.99には大きなバグがあることが知られています。 あるフィルタ(プラグイン)を入れることで回避されますので対処策はあるので、これもサーチエンジンで検索してみてください。 調べてもよくわからない方はひとつ前のVer 0.98dを使うとよいでしょう。 私も0.98dをまだ使っています。
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