	HDV	DV	DVD(DVDカメラ)
解像度	1440x1080	720x480	720x480
アスペクト比	16:9	4:3 (16:9)	4:3 (16:9)
画素形状	横長	縦長(横長)	縦長(横長)
フィールド	インターレース	インターレース	インターレース
フィールドオーダー	トップファースト	ボトムファースト	通常トップファースト
映像圧縮	MPEG2 15枚の画をまとめて圧縮	DV 1枚ずつの画を圧縮	MPEG2 15枚の画をまとめて圧縮
音声圧縮	あり(MP2)	なし	なし/あり (MP2,AC3)
データレート	約25Mbps	約25Mbps	約4～ 9Mbps
色情報	2x2で共通	4x1で共通	2x2で共通
色域	狭い	広い	広い

ひとつひとつの項目を比べるとわかりますが、HDVは規格としてはDVよりもむしろDVD カメラに近いということがわかります。

では実際にHDVを取り扱う上で、特徴といえる点を挙げてみます。

（DV,DVDと違い）断然高画質
（DV,DVDと違い）とにかく重い
（DVと違い）劣化の無い切り貼りは15枚単位でしか不可能
（DVと違い）再エンコード時の劣化が大きい

なんだか困ったことも多いですが、もともとMPEG2は編集用として開発されていないので致し方ない面もあります。そこで、いくつかの編集ソフトはMPEG2をいったん別のファイルに変換して編集を行うという形態をとってます。こうすると（一般論として）編集は軽快になりますが、いったん別ファイルに変換する分劣化が大きくなります。

将来的には、マシンパワー頼みでMPEG2のままバリバリ編集するというのが主流になるとは思いますが、まだ少し時間がかかりそうです。